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咲元酒造。移転後の工場に行ってみる。


今日は恩納村山田にあります、琉球村にやって来ました。

本島北部、恩納村にある琉球村は昔ながらの琉球の古民家や、工芸体験、伝統舞踊のエイサーを見て楽しむことのできるテーマパークです。

おみやげ物を買うエリアは入場無料ですがここからは有料になります。

移築された古民家などが展示されています。

今回の目的は恩納村のこの地に移転した咲元酒造を訪問することです。

咲元酒造は明治35年創業の老舗です。

 

首里三箇(しゅりさんか)の一つ烏堀で創業。

 

首里三箇とは首里の東南部に位置する赤田(あかた)、崎山(さきやま)、烏小堀(とうんじゅむい)の

 

三字の総称。

 

琉球王国時代に王府の命を受け泡盛の製造を許された場所です。

 

現在の那覇市赤田町、崎山町、鳥堀町(とりほりまち)あたりです。

 

戦後、焼け野原の中から二代目佐久本政良が首里酒造廠として再スタート。

 

沖縄戦により首里一帯の泡盛工場は壊滅してしまいましたが、廃墟と化した咲元酒造の工場跡から

 

奇跡的に黒麹菌が発見され、これにより首里の泡盛が復活することになりました。

 

首里三箇をルーツに持つ酒蔵の一つですが、現在首里三箇にとどまっているのは瑞泉酒造、識名酒造、咲元

 

酒造のみでしたが、咲元酒造も2020年恩納村山田の琉球村内に移転しました。

 

そして2020年11月に新たに新工場で製造を開始。

工場は私が訪問した時は外からしか見ることが出来ませんでした。

 

立派な施設ですね。

 

旧工場に比べ、床面積で3倍、貯蔵能力で2倍以上。

 

蒸留後の生産能力は1時間に300本と旧工場の5倍程度になるそうです。

蒸留機やこうじ棚、回転ドラム等は首里の工場から移動させたそうです。

酒蔵って一から作るのにどれくらいお金がかかるのでしょうね。

 

かなりの資本が投下されているものと思われます。

そしてできたお酒がこちらです。

是非記念に買って帰りたかったのですが、さすがに一本10000円は手が出ない!

 

まだ生産量が少ないのでしかたがないですね。

私がいつも行く泉崎の当利のマスターも「水が変わるからな~、どんな味になるんだろう」と興味深々

 

の様子です。

 

多分皆さん、そんな思いですよね。新しい咲元早く飲んでみたい!

 

そんなわけで今回はこちらのお酒と、

こちらのお酒を買って帰りました。

首里工場で詰めた最後の酒ですからね。

 

なんかもったいなくて飲めないな~。

 

出典:琉球村公式ホームページより

5月の連休中に酒蔵祭りやるみたいですね。

 

行ってみたいけどな、どうなるんだろ。

琉球村公式サイト

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