北海道車中泊プラプラ日記7月3日水曜日旅18日目

旭川を出た時は薄曇りであったが富良野に近づくにつれて天気が回復してきた。

 

さすが晴れ男である。

 

 

中富良野町。


北海道ベタな観光地巡り。富良野に来たからにはファーム冨田に寄らない訳にはいかない。

 

朝の9時過ぎに到着。駐車場はほぼ満車であった。入園料は無料。

 

駐車場をぬけて倖の舎へ。

 

いきなりラベンダーの広大な畑が目に飛び込んでくる。

 

ガイド本やSNSにのっている写真はどうせ加工されたものだろうと思っていたが、実際に目の当たりにすると美しさに驚く。

 

ガイド本の写真と同じやんか。

 

ラベンダー色のトラクターが可愛い。

 

インスタ映えスポットらしく観光客が並んでいた。

 

倖の畑、春の彩の畑、花人の畑などを順に見学していく。

 

いったい北海道に来て何個ソフトクリーム食べているんだろうか。いちいちブログには書いていないが毎日食べている気がする。

 

ここでもラベンダーソフトクリームを実食。ラベンダーの香料が混ぜられているのではないか。少しオイリーな食感である。

 

 しかしこの農園は入場料も駐車場代も取らないし、オイルや香水やコスメ商品等の物販だけでこの広大な農地を維持できるのだろうか。不思議。

 

 


私の世代では富良野と言えば「北の国から」

 

「るーるーるーるー」である。

 

ロケで使われた五郎さんの建てた家が残っているというので見学する。

 

要はドラマの小道具なのだがリアルに作りこまれているのに感心する。

 

そういえば五郎さんがここでお茶飲んでたなと、記憶がよみがえる。

 

「誠意って何かね?」

 

「まだ子供が食べてる途中でしょうがぁー」に並ぶ「北の国から」屈指の名シーン。

 

純がタマコを妊娠させて、その後中絶。謝罪にために北海道からカボチャ持って訪れた五郎さんに叔父役の菅原文太が問い詰めるシーン。「あんたはさっきから誠意、誠意と言うが誠意って何かね?」

 

取り敢えず菓子折りもって謝ればなんとかなるだろうという五郎さんの薄っぺらな気持ちが見透かされたのだった。

 

たしかその後、五郎さんが家を建てるつもりで買った丸太を売ってお金をタマコに送ったのではなかったか。

 

 

「何やってんだよ純」と思いながらテレビを見てた記憶がある。

 

純を演じた吉岡秀隆さんはへなへなした役をやらせれば日本一の俳優さんだと思っている。

 

その後日本アカデミー賞主演男優賞を受賞されるなど日本を代表される名優さんに成長されたが、私の中ではいまだにヘタレの純である。

 

 

田中邦衛さんも2021年にお亡くなりになりました。

 

中畑のおじさん役の地井武男さん、菅原文太さん大瀧秀治さんも亡くなられた。

 

ドラマの放送開始が1981年だもんね。時間が経つのは速いもんです。

 


コロコロ

 


ここからは大雪山国立公園旭岳に向かいたいと思う。

 

ここでも熊注意の看板。

 

いよいよ熊の縄張りに入っていく。

 

旭岳ビジターセンターで情報を収集する。

 

実は今回の旅行、登山の装備も持ってきた。

 

天候が良ければ登山も考えていたのだが、これを見てビビる。

 

どこもかしこも熊の目撃情報ばかりである。

 

今回は一人できたこともあり、登山は断念する。

 

北海道ヒグマ注意報警報アプリ。こんなのあるのね。

 

これは登山者には必携であろう。

 

そんなわけで.今回はロープウェイで中腹まで上がり1時間ほどのトレッキングを楽しみたいと思う。

 

姿見駅までは10分程。

 

残念ながら少し曇ってきた。

 

熊いっぱいいるんだろうな。

 

1924年(昭和24年)には9名のパーティーが下山途中にヒグマに襲われ1名が死亡している。

 

 

標高1600mの旭岳ロープウェー姿見駅に到着。

 

駅近くの気温は多分12~3度くらいではないか?薄手のダウンを持ってきて正解であった。

 

 

池の周りにはまだ雪が残っていた。

 

旭岳を見ながらのトレッキング。

 

旭岳は北海道で最も高い山で「日本の百名山」にも選ばれている。登山シーズンは6月下旬から10月上旬まで。

7月下旬に向けてピークとなる花々はアイヌ語で「カムイミンタラ」(神々の宿る庭)と称される。

 

第一から第五までの展望台を回りながらのコース。1時間位のコースだが道も平坦で歩きやすいので、のんびり雄大な自然を楽しみながら歩くことが出来る。

 

富良野の豪華なラベンダー畑も良いが可憐な高山植物も良いね。

 


雨が降ってきた。

 

結構汗もかいてしまったし下界に降りた後は天人峡温泉に入っていくことにした。

 

ロープウェー駅の近くにも立派なホテルがあり日帰り入浴もできるのだか、料金が1200円とかアホみたいに高いのである。

 

貧乏旅行者には風呂に1200円も払えぬ。

 

 

と思ったらホテルに行く道はすべて解体工事に為、通行止めになっていた。

 

この辺が行き当たりバッタリ旅の悪いところである。

 

足湯はまだ入れるようだ。足湯かー。やはり全身つかりたい。

 

結構深さもあるし、誰も見ていないしササっと入れるのではないかと一瞬考える。

 

ふと川向うを見ると何やら旅館らしき建物が。

 

取り敢えず行ってみよう。

 

日帰り湯がありますように。

 

 

ビンゴであった。

 

しきしま荘さん。

 

日帰り湯もやっておられた。やれやれである。

 

露天風呂から柱状節理の岩肌を眺めながらのんびり入浴。客は私一人であった。

 

 風呂を出てスタッフさんとしばし雑談。以前は4軒旅館・ホテルがあったらしいが今では1軒だけらしい。

 

 

本日は道の駅「白金ピルス」で車中泊。

 

飯を食おうと思ったらお店が全て閉まっていた。風呂も入ったし今さらコンビニに買い出しに行く気にもなれぬ。

 

というわけで今日の晩飯は大福。トホホである。

 

本日の走行距離251km