仲村渠さん。


先日、国際通りにあるファミマで懐かしい人の名前を見つけたのである。

 

ビールでも買って帰るかとお酒売り場を覗いていたらこんなもの見つけた。

 

 

リウボウ商事から沖縄独特の名字を冠したユニークな泡盛カクテルが発売されていたのである。

「金城」、『比嘉」、「仲村渠」の三種類。

 

それぞれに売り文句があり

 

金城さんはゴーヤーとうちなーんちゅ

 

「ハイサイ!金城です泡盛苦手って言わんで、飲んでみてね。ゴーヤーの苦みはスパイス、タンカンは優しい

甘み、ミントは清涼感。個性豊かな素材を泡盛が優しく包むさぁーね。とっても上等よ。」

 

比嘉さんはコーヒー泡盛とうちなーんちゅ

 

「ハイサイ!比嘉です。コーヒー泡盛はさ、うちなーんちゅ定番の飲み方だはず。沖縄は珈琲の木が育つ

風土でもあり珈琲の香りをまとう泡盛カクテルでミックスカルチャーを感じてほしいわけ。」

 

仲村渠さんはサングリアとうちなーんちゅ

 

「ハイタ~イ仲村渠です。一言でいうと冷製トマトスープのような感じ。トマトの酸味、セロリ、唐辛子の

ぴりっとした感じがさっぱり飲めるから、ついつい飲み過ぎちゃうかも。新しい泡盛の世界に触れてみて

欲しいさぁ~」

 

とまあこんな3種類が出ているんですが

 

その中でも特に気になったのがこちら

仲村渠さんである。

仲村渠(なかんだかり)と読む。

 

沖縄姓である。

 

 

なぜ仲村渠さんが懐かしい名前かというと、もう20年以上前になるが博多の設計事務所に勤務していた頃、

 

取引先の建設会社さんから、この度御社の担当が変わりますとファックスを頂いたのである。

 

そのファックスには新担当「仲村渠」と書かれてあった。

 

 

私は当然、ああ「仲村」さんかと思ったのである。「渠」って何て読むのかな?難しい名前だなと思った

 

程度である。

 

後日、仲村渠さんが会社の方に挨拶に来られた。

 

 

差し出された名刺には「仲村渠〇〇」(ナカンダカリ〇〇)とフリガナが打っていた。

 

なかなかにインパクトのある名前である。

 

「珍しいお名前ですね」言おうとした先を制して、

 

「ナカンダカリと申します。沖縄出身です。沖縄ではありふれた名前です。クラスにも一人くらいは居るんじゃ

 

ないでしょうか」

 

と、「そんな質問は一万回くらい受けたわ」と言わんばかりに、にこやかに答えたのである。

ちなみに沖縄で多い姓といえば


1位  比嘉 およそ51100人

2位  金城    50600人

3位  大城    47200人

4位  宮城    36900人

5位  新垣    30000人

6位  玉城    28900人

7位  上原    27300人

8位  島袋    24500人

9位  平良    22000人

10位   山城    18500人

    ・

    ・

18位   仲村            12200人

    ・

    ・

27位  具志堅      8500人

              ・

    ・

    ・

100位 仲村渠    1000人

 

こうしてみると仲村渠さんは100位。

 

沖縄ではありふれた名前と言ってましたが、沖縄でも結構レアな名前である。

 

 

沖縄の名前で難読といえば「我如古」さん。(読みは、がねこ、がにこ、かねこ、がじょこ、がにく、等)

 

「勢理客」さん。(読みは、じっちゃく、せりきゃく等)なんてのも難読である。

 


仲村渠さんとは年が近いこともあってか、気が合いプライベートでも親しくさせていただいた。

 

よく中州で上司の悪口を言いあいながら飲んだものである。

 

(なんで上司の悪口ってあんなに酒が進むんだろ。つまみが要らない。)

 

 

その後、仲村渠さんは沖縄に帰られ実家の工務店を継がれたとか。

 

もはや音信はありませんが、広いようで狭いこの業界。いつかどこかの現場でバッタリお会いすること

 

が出来るのではないかと実は楽しみにしているのである。

 

どうかそれまでお元気で。


仲村渠カクテルであるがセロリとトマト、そして唐辛子のぴりっとしたスパイシーな味に仕上がっている。

 

ぜひ一度お試しあれ。

 


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2023.05.23

沖縄メシ

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