先日、博多の友人からこんなものが届きました。
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博多祇園山笠、開催を記念した扇子と「てのごい(手ぬぐい)」が二本です。
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コロナで中止になっていた博多祇園山笠が今年は3年ぶりに開催されるとあって、友人の
テンションも上がっているようです。彼は博多でいう「山のぼせ」というやつです。
ぜひ見に来いとの事ですが、早朝4時位からの開催ですので、いつもどおり、録画で
鑑賞させてもらいます。
博多祇園山笠は博多の総鎮守、櫛田神社(おくしださん)の神事で700年以上の歴史があると
されております。
起源については諸説ありますが鎌倉時代の1241年に博多で疫病が流行した際、承天寺の
開祖である聖一国師が町民に担がれた木製の棚に乗り水をまきながら町を清めて回り
疫病退散を祈祷したことが発祥とされています。
水法被に締め込み姿の男たちが「オイさ、オイさ」の掛け声とともに
豪華絢爛な山(神輿ですね)を舁き博多の街を疾走します。
博多どんたくと共に博多を代表する祭りです。
祭りは7月1日の注連下ろし、ご神入れ、当番町お汐井(しおい)取り、から始まり
7月9日全流お汐井取り、
7月10日流舁き(いよいよ山笠が登場、それぞれの流れ区域を舁きまわしていきます。)
7月11日朝山、他流舁き。
7月12日追い山ならし(追い山笠のリハーサル)
7月13日集団山みせ
7月14日流れ舁き。
そしていよいよ
7月15日の追い山です。
大太鼓の合図とともにその年の一番山笠から順に「櫛田入り」
その後、境内を出て旧博多地区に設けられた約5Kの「追い山笠コース」目指して
懸命に舁いていきます。
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今年の一番山は恵比寿流れ。
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この豪華な装飾は全て博多人形師さんが作ります。
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「ヤアー」と声をかけ境内に突入。
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清道旗(せいどうばた)と呼ばれる旗を旋回する「櫛田入り」を果たすと歓声が
巻き起こりました。
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最後に博多祝い唄(祝いめでた)を唱和してしめます。
その後も5分おきに各山が櫛田入り、5K先の廻り止めを目指して疾走します。
22年の山笠は再びコロナが急拡大していることもあり、開催が危ぶまれましたが
拡大予防のガイドラインを作成し参加者に2週間前から健康状態を記録するなどして
開催にこぎつけました。
山笠が終わると博多の街も夏本番です。
まだまだこの先コロナがどうなるか分かりませんが、一日も早くかつての
日常を取り返したいものです。
ではまた。
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