先日、沖縄土産で石敢當のステッカーを貰いました。
石敢當(いしがんとう)ですね。
沖縄好きの皆さんならお馴染みです。
沖縄の街を歩いておりますと、よく目にする「石敢當」という三文字。
表札でもなく、定礎でもなく何のためにあるのか最初は不思議でした。
そもそも石敢當とはなんぞ?
これは沖縄で古から信じられているマジムン(魔物、妖怪?)を撃退する魔よけの石碑なのです。
マジムンとは
マジムン想像図(こんな感じ?)
マジムンとは沖縄県や奄美群島に伝わる悪霊の総称で、マジムンに股をくぐられると死んでしまうので
決して股をくぐられてはいけないと言われている。
赤ん坊の姿をしたアカングワーマジムン、アヒルの姿のアフィラーマジムン、牛の姿のウシマジムン、
豚の姿のウーグワーマジムン、しゃもじ姿のミシゲーマジムンなど、様々な種類、形のマジムンがいます。
このマジムンが家に入ってこない為の魔よけが石敢當なのです。
首里の石畳道。ちゅらさんの家の近くにもあります。
マジムンは直線方向にしか進めず、曲がることが出来ません。
そのためT字路やY字路のぶつかる場所に設置しています。
もともと石敢當は琉球時代から交流のある中国から伝来したもので、いわれは諸説ありますがマジムンは石敢當の文字を目にしただけでも砕け散ってしまうんだとか(どんだけ弱いんだよ!)
石敢當を設置する場所は地面から30cmから1m。
平均すると40cmくらいです。(Dee沖縄調べ。)
まあ股の下をくぐるのですから、小っちゃいんでしょうね。
なんか可愛い妖怪にも思えてきますね。
こちらは沖縄産業まつりで展示されていた、石敢當。1万5千円から5万円なんてのもあります。
材質にもよるんでしょうがなかなか良いお値段です。
ホームセンターでは1000円位から売っておりますね。
と言うわけで早速設置してみました。
門扉に貼ってみました。
どうでしょう?
「こんなステッカー貼ったくらいで効果あるのか?」とおっしゃるあなた。
これを見てください。
壁にペンキで直書き。
これで効果があるんですから、ステッカーならなおさらでしょう!
コロナの終息がいまだ目途がつかない昨今、石敢當で現代のマジムン、コロナウイルスを防御したいと思います。
ではまた。